

和室のインテリアの一つ、昭和初期の紫檀の裁縫箱です。あまりの存在感にホントに使ってみる気もなかったのですが、ちょっと和裁道具を納めて、ちょっと実際に使ってみると実によく出来ている代物なのです!
背面には1尺さしを納める隙間があります。
小引き出しの化粧板は前後で紫檀と花梨になっています。写真は花梨とのツートンに。
手前部分の箱を取り出すとその奥に「忍ぶ箱」が隠れています。
4角柱の杭のようなものは「くけ台」です。とんがった先にかけはりの紐を結ぶ穴が空けられています。必要な時だけ起こしてきて使います。
紫檀でおそろいの糸巻き板が2枚、なんて贅沢!
針山の箱状の蓋に空けられた穴は取っ手の役わり。
サイドの取っ手は 笑うおじさん?
よいデザインとは見た目だけでなく、機能美もすぐれていること。
今年の秋の夜長は針仕事が楽しくなりそうです。