いよいよクヌギの原木を窯入れする日・・・
池田炭を焼く窯は池田窯と云われ 大きな鳥がごの様なものにムシロと 近くの山より採取される粘土を 厚くたたきつけて作られている。 外からはこじんまり見えるが 奥行き3.0m巾2.7m、窯の中では人が立てる。 入ると、中は結構広く、炭出し後の温もりが残っていて 暖か・・・・ すぐに目も慣れてくる。 ![]() ![]() 豊能町切畑地区の下西窯、100年経っている。 ![]() 菊炭クラブの高木 一宇さんから説明を聞く。 その静かな口調が窯の中で響き 100年経つ伝統の池田窯で池田炭を焼くという ”伝統の重み”を感じさせる。 さらに 高木さんの説明は続き 今体験していることは 昔から受け継がれてきた人々の ”知恵の結晶である”と。 この言葉に 感動してしまった。 1本のクヌギから炭になるものと、あげ木や柴にして燃やすもの。 同じ窯の中にそれらを一緒に入れて 炭を作り出す炭焼きの技は神秘的。 指導のもと 参加者全員で窯の中に木を配置する。 窯の容量は2トン、炭になるのは20%、長い炭はわずか10%・・・ 炭焼き名人 下西 満雄さん(84歳)の手で火付けがされた。 実は今回のコースはTVカメラが入っていて、放送がもうすぐ。 朝日放送で 3/1(Mon.) 5:20AM~ ”おはようコール” 私、インタビュー受けたんですが、映るかなぁ? ![]() ![]() 焚き付けからずっと燃やし続けられ 窯の中ではいろいろな変化が起きている。 外から分かるのは煙の色、量、におい・・・・ 8~12時間後、大量の煙が噴出してバックファイヤーが見れることもあると聞いて 翌日、もう一度行ってみたが 残念ながら遭遇できず。 その代り、煙の噴出がおさまる頃に空気の入り口をレンガ1個分に狭める 地窓づくりを見ることが出来きた。 ![]() ![]() 炭焼き名人の下西さん 窯の上に立つ。 後ろ手に組んだこのショット、気に入ってます。 (先日この写真、名人に差し上げに行ってきました。) 手前にあるのは 煙突の煙を集めて木酢を作る装置、右の写真は地窓で土を覆う寸前。 次回はいよいよ 炭出しです。 ![]() 窯の全景 (このときの煙は 結構モウモウとして喉に刺す感じ) スポンサーサイト
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