沖縄かりゆしウェア NO.4
前回沖縄を訪れた時、商工振興課の方に新しい沖縄を象徴する
県内作家の作品が見れるようなところ、情報いただいていました。
高級で洗練された工芸品から 新鋭芸術家たちの作品まで。

いろいろ歩いて観ているうちに こんな異空間のようなにところに
入り込んで・・・・アトリエやギャラリーを発見!
観光でも有名な牧志公設市場へ繋がる市場本通りとむつみ橋通りの間の
古~くて細長いビルの2階(水上店舗2F)、階段入り口さえ分かりにくい・・・・・

水上店舗300


FUJISAN FACTORY189rimoko225.jpg

MIMURI241.jpg左上: FUJISAN FACTORY
    女性二人がミシンに向かって
    ものづくりしてましたよ。
右上: rimoco
    羊毛をフエルト化させた
    バッグや小物がみえます。
右: MIMURI
   オリジナルテキスタイルで
   バッグ、サイフ、小物など・・・
   石垣島出身のMIMURIさん作
   (写真の女性)

   



浮島通り南の端 GARB DOMINGOは アートのセレクトショップ
木陰がありがたい並木道の一角にあります。
近くには、大正のにおいのするえびす通り(衣料品市場?)の入り口も。

GARB DOMIINGO300

那覇の街に散らばるアート系店舗が街歩きマップを作っています。
そこには 歩いたら面白いスポット
       面白い建物
       沖縄らしい建物
       立派な木(ガジュマルなど)
       歩くのに疲れたら休めるカフェ
       木陰がありがたい並木道

などの情報が 見てるだけでも楽しいマップになっています。
手作り好き、アート好きなら行きたくなるはずの あたらしい沖縄情報です!

(ここでご紹介のお店は 街歩きマップにあります。)




FSmikiから型紙のご案内  今日の気分

   ミリタリー風ブルゾン SHI-024
   最近なんか気になるミリタリー風、かっこよく作りたいですね。


スポンサーサイト



2010/12/15 16:00 | 沖縄かりゆしウェア | コメント(2) | トラックバック(0)
沖縄かりゆしウェア NO.3
「かりゆしウェア推進事業」のお手伝いの為、再度沖縄に行って来ました。
今回は 型紙の技術的なことを、アドバイスさせていただくことに・・・・・

実質的な着易さ+感性を反映するテクニック、ちょっと高度な内容です!
間違いのない型紙なら、基礎的な勉強、訓練で出来ますが ブランドイメージを
表現するには イメージを型紙にするパタンナーの感性と力量が必要です。

ここPAIKAJIのかりゆしウェアは 主要都市のデパートやセレクトショップなどで
展開されていることもあり、吉田社長は型紙に関しても とても厳しい要求をされます。

ジュネ350

写真のかりゆしウェアは珍しいプルオーバー、柄合せがきちんと出来ていて
丁寧な物づくりをされています。
さらに衿にふんわりとした高級感を出す為の型紙研究をしているところです。 

パターンナーさんは普段、日々の業務に追われがち・・・
心技共にリフレッシュして キャリアUPのお役に立てたようです。



4日目の最終日、担当者にご報告に伺うため 沖縄県庁に行きました。
黒川紀章氏建築の建物の中に入ると、吹き抜けの大ロビー。
最初に目に飛び込んできたのは 県の名産 琉球の染織物の巨大なタペストリー!

庁舎300

首里織、琉球絣、琉球びんがた、八重山ミンサー、久米島紬、花織、芭蕉布
この素材を生かすデザインで、服を作ってみたくなりますね。


 FSmikiから型紙のご案内
  変形ワンピース SHI-025 などはいかがでしょうか?
   直線的なカッティングが生かされます。
 
  かりゆしウェアのパターン研究の資料を作成してくれたのは
   サイトパターン担当のSHUNKさんでした。
   サイトのパターンも こんな風にいろいろ研究しているんですよ!

2010/12/11 23:30 | 沖縄かりゆしウェア | コメント(2) | トラックバック(0)
沖縄かりゆしウェア NO.2
沖縄報告 第2弾です

フクギ並木350
   08.12撮影  沖縄本部半島備瀬のフクギ並木、防風林です。
100年以上経つ老木のフクギの皮から 紅型の黄色の染料が採れるそうです。 


沖縄行きを知っていた 仕事関係の方から
「あらっ、ちっとも日焼けしてないですねぇ~」と云われました(!?)
あのぉ~、仕事で行ってたんですよ~。

沖縄にはリゾートで行く楽しいところ、というイメージがあるんでしょうね。
そして ほんとに過ごし易い気候で近くに海を感じ、人々も「なんくるないさぁ~」と
のんびりと親近感があって 穏やかです。

将来移住したい県  NO.1
都会に出た若者のリターン率 NO.1
長寿(女性) NO.1
なのに、平均年齢の低さ NO.1 (0~14歳ではダントツ)

これは若者が多いと言うこと、住み易く居心地がいいと言うこと。
今回 沖縄かりゆしウェア推進事業に関わってお会いした方の中にも
故郷にリターンされた方、ご両親が定年退職後移住されて、
沖縄で働くことになったパターンナーさんetc・・・
視察した現場にも 若い方が想像よりたくさん居られましたしね

しかし 失業率も NO.1 なんですよね。




石畳道200

すべてのスケジュールを終えて
夕刻の飛行機までの数時間
首里金城町石畳道を歩いてきました。

約500年前の琉球王国尚真王の時の建造
大半が第二次世界大戦の沖縄戦で破壊
現存するのは 首里城から南西にのびる
金城町の238mの区間だけ。

年月を経て光沢を帯びた琉球石灰岩の
石畳と石垣が続く。

日本の道100選の一つ。


石畳道350




今回、沖縄県衣類縫製品工業組合というところから ご依頼を受けて沖縄に行きました。
ここの事務局長をされている 伊良波 勲さんという方が とっても熱い!

県民愛用のかりゆしウェアだった市場を 県民運動、沖縄サミット、クールビスといった
外的要因をきっかけに 沖縄の縫製業活性化に繋がればと 日々奔走されています。
かりゆしウェアのブランド力をつけ そして、それぞれが自社ブランドを持ち
イタリアのメーカーのように 顧客の見えるもの作りが出来れば
100年でも200年でも続けられる産業になると・・・・ね、熱いでしょ!

沖縄をリードするこういう人達と若者がいれば 沖縄を
安さ競争を止めて 本気で物作りする拠点に出来るのでは?
そんな展望が広がりますよね。



ちゅらさんちの しさー200
NHKドラマ「ちゅらさん」ちの
シーサーです

沿道の民家が主人公の
自宅外観としてつかわれた。


石敢堂350200


沖縄でよく目にする
石敢當(いしがんどう)

魔よけの石標で
T字路や三叉路にある。





前回の沖縄のBlogをUP後
沖縄に興味があってエイサーをやってる CADの元受講生から 連絡を受けました。
こうやって 又ネットワークが広がって行くんですね・・・

FSmikiから型紙ご案内 今日の気分
フライスパーカー SHI-015
日焼け防止にパーカーを? JKインに着るとカジュアルな着方を楽しめます。


2010/11/21 22:00 | 沖縄かりゆしウェア | コメント(0) | トラックバック(0)
沖縄のかりゆしウェア NO.1
しばらく大阪を留守にしていました。
沖縄県に「かりゆしスタイルブランド力向上推進事業」というのがあって
関係者より 現状診断・・・ちょっとオーバーな感じですけどネ、を依頼され行って
いたんです。

かりゆしウェアというのは 沖縄県産のアロハシャツみたいなもの。
沖縄らしさを表現しているだけでなく、沖縄県で縫われているというのがすごい事なん
ですね。
この首里城国王の象徴、龍の頭の下げ札が本物のかりゆしウェアの証しです。
かりゆしウェア400


今回、組合員(縫製工場)を2社訪問、どちらも企画室に隣接して縫製場があり
もの作りの現場としては 理想的な環境です。小回りの利く規模もいいですしね・・・

柄ごとに延反して裁断します。
手前の女性は 裁断台に上がりこんでポケットの付け位置を標しています。
        裁断280

アイロン180


ていねいにアイロンが
かけられています。

工程分析され
パーツごとに担当者が
分かれています。




ミシン220
この縫製現場には
技術指導も出来て
気配りのある主任さんが居られ
よい環境だと思いました。

イメージしていたより明るくて
ずいぶん若い女性が多い現場でした。




縫製工場220

最後は やはり熟練の方が
各パーツを縫い合わせ完成させます。

一人で一着縫い上げる
「丸縫い」に対して
量産する場合はこのように
分業して効率を上げます。

効率UPには、専門家による
「工程分析」が必要なんですよ。





こちらは 企画室の様子
かりゆしウェアの場合、柄だしがデザインの重要なポイントになります。
かりゆしウェアは アロハを参考にしたそうですが 元々ハワイの日系の方が
日本の浴衣地で作ったのが始まりという説が いちばん信憑性があるそうです。
クデケンさん250


私の役割は 主にはCADを使っているパタンナーとお話することでした。
沖縄だからとか、かりゆしウェアだから、というのではなく
疑問や悩み、不安はどこでも同じなんですね・・・・
こちらの会社は社長さんがまだ若く、悩みもありますが元気が溢れています!
ジュネ集合写真400

この仕事のご依頼があった時、あぁ沖縄に行ける~と うれしくて
かりゆしウェアについては それからいろいろ情報収集したくらいでした。
そして現地でかりゆしウェアを通じてたくさんの方とお話するうち
「沖縄の思い」が見えてきて、今ではすっかり かりゆしファン(笑)!

さらに沖縄の縫製業界に明るい展望さえ感じるのは私だけでは無さそうです。


「沖縄」について続編を また後日ブログUPしたいと思います。



2010/11/11 23:30 | 沖縄かりゆしウェア | コメント(0) | トラックバック(0)
| ホーム |