昨年受講した 池田炭(菊炭)伝統体験講座を 今年又参加しています。
昨年は誘われて、今年はお誘いして・・・・ 同じことを二度経験すると一度目とは又違ったことに気づくはず、 より深いところが見えるはず。 それを楽しみにしています。 ![]() 昨年の1月にクヌギを伐採したのはこの辺り。今年はもう新しい景色が広がっている! ディアーラインで残らず伐採したはずのところから 萌芽枝が伸び 成長した若い枝にはこの寒さでも葉をたくさん残していて たくましいかぎり! すべては6~7年後に また菊炭になる為に・・・・・・ ![]() お天気もよく 適度にひんやりした作業日和? 直径このくらいのクヌギを10本 近く切り倒して気持ちいい~イ! この後85cに玉切りするのも、 もう分かっていますよ。 私は 二度目ですからね(笑) ![]() 今年は雪がまだ残っています キラキラ輝く雪の宝石箱の中から ハネヒツジ苔の胞子体がいっぱい芽吹いています。 ![]() 手入れが行き届き光の多いこの里山では 多種多様の生物が育ちます。 左は葉が落ちないやまこうばしの枝。 受験生にあげたらいいんですって。 くださぁ~い! 受験生のいるママさんパタンナーが いるんです! 写真はクヌギの切り株に置いて 撮っています。 やまこうばし (山香ばし) 落葉低木 【くすのき科くろもじ属】 4月ごろ新芽が伸びるまで、枯れ葉を枝につけている 4~5月に緑色の小花を咲かせる 枯れ葉が個性を主張している 日当たりの良い山に生える お誘いした方は プロのカメラマンです。 素敵な写真が見れます。 スポンサーサイト
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菊炭作りを通して 私は古代人の体験をしたのかも知れません。
里山林での作業はふるさとに帰った 気持ちよさがありました。 「池田炭づくりと茶の湯」 講座の お知らせいたします。 ![]() 池田市立カルチャープラザ 072-762-7777 http://www.azaleanet.or.jp/seinen6.html ![]() ![]() |
池田炭(菊炭)のその後です。
その切り口が菊の花のようだから、菊炭と呼ばれているのですが 自然界からの創造物は こんなふぞろいの産物もあって、なんとも愛おしいです。 人が大の字になっていたり、ハート型だったり、かもめだったり、 顔、花火、とんぼ、キスマーク?・・・・ ![]() そして、私が池田炭(菊炭)を知るきっかけになったのが、このオブジェです。 自分で 木を切るところから始め焼いた炭で、記憶を再現して創ってみました。 なかなか いい感じに仕上がっています・・・・・ (一つの炭の直径は約7cm) ![]() 和紙は 京都の和司柿本さんの手漉き檀紙、奉書赤柾、金雲入り和紙、水引6尺(10本) 炭のカットは自分でも出来ますが 今回は池田炭加工処の植杉さんに手伝っていただきました。 |
いよいよクヌギの原木を窯入れする日・・・
池田炭を焼く窯は池田窯と云われ 大きな鳥がごの様なものにムシロと 近くの山より採取される粘土を 厚くたたきつけて作られている。 外からはこじんまり見えるが 奥行き3.0m巾2.7m、窯の中では人が立てる。 入ると、中は結構広く、炭出し後の温もりが残っていて 暖か・・・・ すぐに目も慣れてくる。 ![]() ![]() 豊能町切畑地区の下西窯、100年経っている。 ![]() 菊炭クラブの高木 一宇さんから説明を聞く。 その静かな口調が窯の中で響き 100年経つ伝統の池田窯で池田炭を焼くという ”伝統の重み”を感じさせる。 さらに 高木さんの説明は続き 今体験していることは 昔から受け継がれてきた人々の ”知恵の結晶である”と。 この言葉に 感動してしまった。 1本のクヌギから炭になるものと、あげ木や柴にして燃やすもの。 同じ窯の中にそれらを一緒に入れて 炭を作り出す炭焼きの技は神秘的。 指導のもと 参加者全員で窯の中に木を配置する。 窯の容量は2トン、炭になるのは20%、長い炭はわずか10%・・・ 炭焼き名人 下西 満雄さん(84歳)の手で火付けがされた。 実は今回のコースはTVカメラが入っていて、放送がもうすぐ。 朝日放送で 3/1(Mon.) 5:20AM~ ”おはようコール” 私、インタビュー受けたんですが、映るかなぁ? ![]() ![]() 焚き付けからずっと燃やし続けられ 窯の中ではいろいろな変化が起きている。 外から分かるのは煙の色、量、におい・・・・ 8~12時間後、大量の煙が噴出してバックファイヤーが見れることもあると聞いて 翌日、もう一度行ってみたが 残念ながら遭遇できず。 その代り、煙の噴出がおさまる頃に空気の入り口をレンガ1個分に狭める 地窓づくりを見ることが出来きた。 ![]() ![]() 炭焼き名人の下西さん 窯の上に立つ。 後ろ手に組んだこのショット、気に入ってます。 (先日この写真、名人に差し上げに行ってきました。) 手前にあるのは 煙突の煙を集めて木酢を作る装置、右の写真は地窓で土を覆う寸前。 次回はいよいよ 炭出しです。 ![]() 窯の全景 (このときの煙は 結構モウモウとして喉に刺す感じ) |
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